木材によく見られる害虫と防止対策｜Tjipseng 炭化合板で実現する長期的な防虫・防蟻効果

木材によく見られる害虫とその防止方法

室内装飾や木工工事において、木材害虫は最も厄介で深刻な問題のひとつです。適切な対策を取らなければ、構造の強度が低下し、家具や建材の寿命を大幅に縮めてしまいます。
ここでは、木材に被害を与える代表的な3種類の害虫 ― カミキリムシ幼虫・シバンムシ・シロアリ ― を紹介し、炭化処理を施した高品質合板がどのように防虫・防蟻に効果を発揮するかを解説します。

1. カミキリムシ幼虫

カミキリムシの幼虫は、木材を食害する害虫の中では比較的少ない種類ですが、放置すると深刻な被害をもたらします。成虫が木の内部に卵を産みつけ、幼虫は木材の中で成長・蛹化を経て成虫になります。
成長期間が非常に長いため、実木製の家具などに混入したまま家庭内に持ち込まれ、時間をかけて内部から被害を与えることがあります。

2. シバンムシ（粉シバンムシ）

シバンムシは、室内の木製建材で最もよく見られる害虫です。木を食べる際に細かい粉状の糞を残すため、「粉シバンムシ」とも呼ばれます。
卵の生命力が非常に強く、高温や薬剤処理でも生き残ることがあり、施工後しばらくして再び木粉が出るケースも少なくありません。

3. シロアリ

シロアリは3大木材害虫の中でも最も破壊力が高い害虫です。台湾のような湿潤な気候では、梅雨の時期に「群飛」と呼ばれる繁殖行動を起こし、室内の照明に引き寄せられます。
湿度が高く通気性の悪い環境や、木構造が多い建物は格好の住処となり、シロアリは電線管や壁の隙間などから侵入することもあります。

Tjipseng炭化合板の防虫効果

Tjipseng炭化シリーズ合板は、200°C以上の高温で深層炭化処理を行い、木材内部に潜む卵や有機物を徹底的に除去します。これにより、カミキリムシやシバンムシなどの発生を根本から防止します。
さらに、国家基準に適合した防虫技術を採用し、防虫剤と接着剤を一体化させることで、防虫効果が長期間持続。施工後の害虫トラブルを大幅に軽減します。

シロアリ対策のポイント

防虫処理を施した合板でも、シロアリの侵入を完全に防ぐことはできません。
もしシロアリの兆候を発見した場合は、早急に専門の害虫駆除業者へ依頼し、建物全体の防除を行うことをおすすめします。
また、室内の湿気を抑え、風通しと採光を良く保つことが、シロアリの再発を防ぐ重要なポイントです。

ホルムアルデヒドと防虫性の関係

「低ホルムアルデヒドの合板は防虫効果が弱い」というのは誤った認識です。
台湾の内政部建築研究所が中華木質建構協会に委託した実験結果によると、F1・F3ランクの合板いずれも、シロアリに対する耐性に大きな差は見られませんでした。
結論：ホルムアルデヒドの含有量と防虫効果には直接的な関係はありません。
健康的で環境に優しく、防虫処理が施された合板を選ぶことが、長期的な防蟻・防虫対策の鍵です。